Anonymous threaten to close Internet on March 31

World media is full of publications about the threats by Anonymous hackers’ group, who promises to close the Internet on March 31. The group posted a statement on Pastebin earlier this week, which says that the group plans to attack 13 DNS servers that ensure URLs such as google.co.uk are translated into the IP addresses that host these websites.

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単語・熟語

threatθrét脅し,脅迫
postpóʊst投稿する、投函する
en・sure ɪnʃˈʊɚ, en‐確実にする
trans・late trænsléɪt, trænz 翻訳する; 変換する; 変形する
hosthóʊst《ホームページなどをサーバー上で》 提供する

マイクロソフト用語集
host
A computer that acts as a source of information or signals. The host computer provides services, such as news, mail, or data, to computers that connect to it. The term can refer to almost any kind of computer, from a centralized mainframe that is a host to its terminals, to a server that is host to its clients, to a desktop PC that is host to its devices, such as printers and scanners.

Anonymousが3月31日にネットを遮断すると脅迫

世界中のメディアが、ハッカーグループAnonymousによる投稿に関する記事でいっぱいだ。彼らはインターネットを遮断すると明言している。
同グループは今週初めにペーストビン上で声明を発表。彼らには13のDNSサーバーを攻撃する計画があるという。 DNSサーバとは、例えばgoogle.co.ukといった、IPアドレスへ変換されたURLを確保するもので、これらのウェブサイトをホスト化してるものである。

スラッシュ・リーディング

World media is full  / 世界のメディアが溢れている
of publications  / 記事で(溢れている)
about the threats / 脅しの記事で
by Anonymous hackers’ group, / Anounymousハッカーグループによる(脅しの記事で)
who promises  / 彼らは明言している
to close the Internet  / インターネットを遮断することを
on March 31. / 3月31日に
   
The group posted  / そのグループは投稿した
a statement / 声明を
on Pastebin / ペーストビン上に
earlier this week,  / 今週初め
which says that / そこで(ペーストビン上で)that以下のことを言っている
the group plans  / そのグループは計画している
to attack 13 DNS servers / 13のDNSサーバを攻撃することを
that ensure URLs / URLを確立・確保する(サーバを)
such as google.co.uk / google.co.ukのような(URLを)
are translated / 変換された
into the IP addresses / IPアドレスに(変換された)
that host these websites.  / このようなサイトをホスト管理している(サーバを)

a と the について

今回は解説すべき小難しい文法はないので"the"と"a"について解説します。

まず本文にある"13 DNS servers that ensure URLs such as google.co.uk are translated into the IP addresses"ですが、 このひとかたまりが目的語で、13 DNS servers の that以下の文が13DNSサーバを修飾しています。

13 DNS servers / 13のDNSサーバ群
that ensure URLs / URLを確保する(サーバ群)
such as google.co.uk / "google.co.uk"といった(URLを確保する)
are translated into the IP addresses  / IPアドレスに変換されたURL(を確保するサーバーたち)

that修飾という形は何度か解説していますので、今回はthe IP addressesのtheについて見ていきましょう。 まずここは an IP addressesではダメなのでしょうか? 答えは”ダメ”です。なぜならIPアドレスはそれぞれ個々に割り振られているアドレスだからです。 個々に確定あるいは特定されているものには” the ”を使います

英語の説明の前に、少しIPアドレス(Internet Protocol Address)について解説しておきます。 IT用語辞典(※1) によるとIPアドレスとは インターネットやイントラネットなどのIPネットワークに接続されたコンピュータや通信機器1台1台に割り振られた識別番号。 ~中略~「IPv4」(Internet Protocol version 4)では、IPアドレスに8ビットずつ4つに区切られた32ビットの数値が使われ、 「211.9.36.148」といったように、0から255までの10進数の数字を4つ並べて表現する。 ~中略~単なる数値の羅列であるIPアドレスはこのままでは人間にとっては覚えにくいため、 コンピュータやネットワークに名前(ドメイン名やホスト名)がつけられている場合が多く、 「DNS」(Domain Name System)というシステムによってIPアドレスとの相互変換が行われると解説があります。

つまり、

173.194.35.184 google.co.jp
"http://www.google.co.jp/” = "http://173.194.35.184/"

のようにホスト名を元に DNS に登録された情報を言います。この場合、google.co.jpのIPアドレスは"173.194.35.184 "です。 個々に確定していますよね。ですから、IPアドレスと言う場合は"the"を使います。ですが、注意しておかなければならないことは、 IPアドレスだから必ず"the"がつくという訳でなはない、ということです。例えば、 これからあるウェブサイトにIPアドレスを割り振るといった表現をするときは、まだそのサイトのアドレスは決まっていないので、 "an"がつきます。

"the"を理解するには"a"を先に理解しておいたほうが楽ですので、"a"の使い方を、まず見ていきましょう。

Every device connected to the public Internet is assigned a unique number known as an Internet Protocol (IP) address. (※2)

ネットに繋がっているすべてのデバイスには、いわゆるインターネット・プロトコル・アドレスという独特のナンバーが割り振られています。

An IP address can sometimes be used to show the user's general location. (※2)

IPアドレスは、時には、ユーザーの位置を示すために使われることもあります。

といった具合に、一般的な物事などには"a/an"が使われるわけです。多くの物事・事象から何かひとつを抽出して 『それはね「いわゆる」~です』といったニュアンスです。 小学校などで先生が生徒に " This is a(エイ) apple. " と教えているときは「これはね、いわゆるリンゴってものですよ」という意味になります。 「エイ」と発音するのは強調。
たくさんある物事・事象からひとつ取り出すような感じです。「果物というものは色々あれど、これはね、リンゴっていう食べ物なのよ」 とたくさんの物事から抽出していますよね。

He is a pilot.

職業には色々あれど、彼はそのうちのいわゆるパイロットってやつです。teacherやnurseでなくパイロットです。

Rewards for exceeding targets or meeting project objectives are a tried and true method of motivation. (※3)

tried-and-true ... 試して本当だとわかった => 実証された

目標達成に対する報酬や仕事の期限を守ることは、(社員の)モチベーションアップにつながる実証された方法です (他にも実証済みの方法は色いろあるのですが、目標達成に対して報酬を与えたり期限を守るというのというのは、モチベーションアップへの、 いわゆる実証済みの方法です)。

An example of a tried and true method of getting stains out of white clothes is to use bleach. (※4)

白い服からシミを抜き去る実証された方法の一例として、ブリーチを使うといったものがあります。

前回の『ナポレオン・ヒルの”透明カウンセラー・テクニック』 の文も見てみましょう。

Napoleon Hill's “Invisible Counselors Technique” is a great imaginative exercise used to aid creativity and problem-solving.

(色々なテクニックのうち、) ナポレオン・ヒルの”透明カウンセラー・テクニック”は、創造性発達と問題解決の手助けのための、 素晴らしいイメージ・テクニックのひとつです。

Close your eyes and vividly imagine yourself in a counselor's room.

目を閉じてあなた自身を鮮明に描いてください / (色々ある部屋の中で)あるカウンセラー・ルームに居る自分を

何となく"a"が掴めてきたのではないでしょうか? "a"がわかってくると"the"も見えてきます。

I met an old man yesterday. the man said to me ...などは、「私は昨日、ある老人と出会ったのだが、その男が私に言うことには…」 と最初のold manについている"a"は私が会ったのは犬でも猫でも女性でもなく、いわゆる年老いた人、という意味で使っています。 次の「(私があった)その老人old man」を特定するためにthe manと"the"をつけています。 特定することにより話し手と聞き手に共通の認識が生まれるわけです(共通認識による特定化の"the"とでも申しましょうか)。

"a"のつく語は色々な事象から抽出された表現であったのに対して、"the"は、他の物事には頓着しません。 まさに表現している語それのみ(特定 = その他は知ったこっちゃない)、といったニュアンスです。

インターネットについて語るとき、インターネットはあなたもボクも共通して認識しているあのインターネットのことですから、 そういった場合にはthe internetとなります。

Anonymous promises to close the Internet on March 31.
「Anonymousが、(あなたやボクが普段使っているあの)インターネットを遮断させると明言している」と書いて、 その集団をさして"the group"と特定表現し下記のように文章を続けています。
The group posted a statement on Pastebin….
そのグループはペーストビンに投稿した。
これが A group になると、色々なグループのうちの"あるグループがペーストビンに投稿した"、といった意味になり、 何を指しているのかわからなくなってしまいます。

theが特定を行う語ということが判ってくると、なぜアメリカのことをthe United States, the U.S., the USA, the States と言うのかも理解できます。The United States of Americaは、アメリカ(大陸)の結合された州と特定されているからです。

このように、theは、ひとつの事象、1人、ひとかたまり、などを表します

第3回:結構勘違いしている、聖書のことをでは、神様の目を盗んで食べた木の実のことを the forbidden fruit of the tree of knowledge of good and evil と表現し、生命の木は the tree of life と表しています。 これも特定ですね。

the Yoshidas 吉田さん一家・・・お父さん、お母さん、オボクちゃん、妹…と、ひとかたまりを特定した結果、 吉田さん一家ということになる。

the rich 「金持ち連中」とか「金持ちってやつは」みたいな意。

the world 「世界」ボクやあなたが住むこの世界

世界(world)にすべてtheがつくかというとそうではありません。例えば、ディズニー映画の『アラジン』の主題歌 『A Whole New World』には"a"がついています。これはボクやあなたが知っているこの世界ではなく、全く新しい世界という意味です。
まだそれがどんな世界なのか(主人公たち以外は)誰も認識していないし特定化できないので、 色々ある世界像のうちの1つとしての全く新しい世界といった意味合いから "a" という語が付いたわけです。

こういったわけで、これからはこの名詞には"the"がついて、あの名詞には"a"がつくといった覚え方はやめて、 実際、英文上で使われている"a"や"the"に注目し、これはどういうことを伝えたいのだろうか、と意識しながら読んでいくと、 更にニュアンスが掴めてくると思います。

では、もう一度スラッシュ・リーディングをして、最後に原文を読んで終わりとしましょう。
今度は"a"と"the"を注意しながら読んでください。

スラッシュ・リーディング

World media is full  / 世界のメディアが溢れている
of publications  / 記事で(溢れている)
about the threats / 脅しの記事で
by Anonymous hackers’ group, / Anounymousハッカーグループによる(脅しの記事で)
who promises  / 彼らは明言している
to close the Internet  / インターネットを遮断することを
on March 31. / 3月31日に
   
The group posted  / そのグループは投稿した
a statement / 声明を
on Pastebin / ペーストビン上に
earlier this week,  / 今週初め
which says that / そこで(ペーストビン上で)that以下のことを言っている
the group plans  / そのグループは計画している
to attack 13 DNS servers / 13のDNSサーバを攻撃することを
that ensure URLs / URLを確立・確保する(サーバを)
such as google.co.uk / google.co.ukのような(URLを)
are translated / 変換された
into the IP addresses / IPアドレスに(変換された)
that host these websites.  / このようなサイトをホスト管理している(サーバを)

原文

Anonymous threaten to close Internet on March 31

World media is full of publications about the threats by Anonymous hackers’ group, who promises to close the Internet on March 31. The group posted a statement on Pastebin earlier this week, which says that the group plans to attack 13 DNS servers that ensure URLs such as google.co.uk are translated into the IP addresses that host these websites.

※1 http://e-words.jp/w/IPE382A2E38389E383ACE382B9.html
※2 http://whatismyipaddress.com/
※3 http://www.ehow.com/info_8765154_five-motivate-employees-new-year.html
※4 http://www.yourdictionary.com/tried-and-true